ハイレゾの登場で問題発生!いい音を外でも聴きたい!
ハイレゾのおかげでいい音が簡単に聞けるようになった
オーディオ業界にハイレゾなんて概念が登場してからどれくらいの時間が経ったでしょうか。
Wikipediaで「ハイレゾ」なんて調べてみると、2014年に規格ができたとか。
だとすると、2014年よりも前にぼちぼちアンプとかヘッドフォンとか購入していたので、規格ができる前からいい音に興味があったんだな、となんだか意外な感じもします。
規格ができたから音がよくなるわけではないと思いますが、音響機器の本領が発揮できる質のいい音源が増えてきたのは規格ができて業界の人が売ろうとしたからですよね。
そういった意味では感謝しています。
ハイレゾのせいで外でもいい音で聴きたくなってしまった
ただ、困った問題も出てきて、お家で音響設備を整えたのはいいのですが、その音に慣れてくるとポータブルオーディオプレーヤーで聴く音楽が物足りなく感じるようになってしまいました。
ipod touchの古い機種を使っていたのですが、どうにも音が物足りないですし、ハイレゾ音源もほとんど変換しないと聴けないので、どんどん外で聴かなくなってしまいました。
ポータブルアンプを利用することも考えましたが、スマホやタブレットなど、いろいろな機器を持ち歩いているところに、さらに機器を追加で持ち運ぶ気にはなれず、なかなか気が進みませんでした。
NW-ZX300は救世主!WM1Zをコンパクトに?外でもハイレゾ音源がいい音で聴ける!
NW-ZX300を思い切って購入
そんなときにSONYからコスパのいいウォークマンが出たとのことで、レビューを参考にしつつ、思い切ってNW-ZX300を購入してみました。
今回はそのNW-ZX300のレビューを書いてみたいと思います。
音響機器は個人の好みや感覚がそれぞれ違うので、ご紹介が難しいですが、私の感じたことをそのまま書いていきたいと思います。
NW-ZX300ですが、当初は価格が6万円前後ということで、なかなか決めかねていたのですが、30万円程するWM1Zというソニーのウォークマンのフラッグシップモデルをコンパクトにまとめた感じという評判を目にし、購入にぐっと傾きました。
それでもちょっと怖かったので、ヨドバシカメラで試聴したところ、今までのipod touchではちょっと信じられないくらいの音を鳴らしていたので、購入を決めました。
今のところ後悔していません。本当ですよw
音質は文句なし!ベタだけど聴こえなかった音が聴こえる!
今回はSHUREのSE846でZX300を試してみました。
SHUREの超高性能イヤホンであるSE846のレビューもありますので、ご覧いただければと思います。
イヤホンがSE846の場合、NW-ZX300の音量は60くらいがちょうどいいかなという感じです。
SE846のアンバランス接続で聴いたときの印象ですが、ひとつひとつの音が分離しているのを感じます。
今までのipod touchだと、一筋の光線がみえていたイメージなのですが、ZX300で聴くと、その一筋の線も実は光の粒の集まりだったことがわかるというイメージです。
ベタな表現だと、音が粒立っている、聴こえなかった音が聴こえるといった感じです。(他にいい表現はないものでしょうか)
正直なところ、6万円のポータブルオーディオプレイヤーでここまでの音が聴けるとは思いませんでした。びっくりです。
好きな声の人の声や、好きな作曲家さんの音をいつでもどこでもいい音で聴きたいという方は、一度試聴されることをおすすめします。
ヘッドフォンアンプとヘッドフォンで聴くのと同じくらいの満足度
普段はTEACのUD-501とHA-501でbeyerdynamicのT1というヘッドフォンを鳴らす、という構成で聴いていて、ちょっと古い機材かもしれませんが、満足しています。
しかし、これを持ち運ぶのは現実的ではありません。
その点、NW-ZX300とSE846は持ち運ぶことができ、T1には届かないかもしれませんが、外でもいい音を聞くことができるので、満足度的にはいい勝負、といった印象です。
サイズは結構コンパクトで持ち運びにも便利
サイズはおおよそ横6センチ×縦12センチ×厚さ1.5センチといったところで、持ち運んで外で聴くのにも問題ないサイズです。
大きさはiphone SEくらいで、厚さがちょっとあるくらいでしょうか。
分厚いスマホが1台増えるくらいで、この音が聴けるなら、個人的には文句なしです。
NW-ZX300はバランス接続で本領発揮!リケーブルをおすすめ
SE846とNW-ZX300の相性はなかなかいいように思います。
NW-ZX300が音源の素材を生かした調理をして、味付けした音をSE846が解像度の高いまままたアレンジをして耳に届けてくれるというイメージです。
ただ、アンバランス接続のままだと、まだNW-ZX300とSE846のいいところを活かしきれていないのではないかと思います。
というのも、NW-ZX300はバランス接続に対応していて、もっと音の表現をよくできる可能性があるからです。
ということで、SE846のケーブルをキンバーケーブルのMUC-M12SB1というバランス接続できるものにリケーブルしてみましたので、レビューをご覧いただければと思います。
スマートフォンやパソコン、定額制音楽配信サービスの音もハイレゾに
NW-ZX300にはDSEE HXという音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする機能があります。
これを利用して、パソコンやスマートフォンの音や、定額制音楽配信サービスの音もハイレゾ相当にアップスケーリングしていい音で聴くことができます。
何千万という曲をハイレゾにして持ち運ぶことができますね。
→NW-ZX300で4000万曲をハイレゾにして持ち出そう-定額制音楽配信サービスやPC・スマホの音もハイレゾ相当に
NW-ZX300の残念なところは操作性とUI
音の再生面ではZX300に文句はないのですが、その他の点ではちょっと改善してもらいたいところがあります。
それは、操作性というか、ユーザーインターフェース(UI)のところです。
音源の検索が貧弱で、慣れるまでなかなか目的の曲までたどり着けなかったり、プレイリストの作成、再生が不便だったりしますので、この辺りが改善されたらいいな、とは思います。
NW-ZX300と一緒に買ってよかったもの5選
NW-ZX300にはいろいろとアクセサリが出ていますので、そちらの中で買ってよかったものをまとめてみました。
「NW-ZX300と一緒に買ってよかったもの5選」という記事でレビューしていますので、ご覧いただけると嬉しいです。
NW-ZX300はコスパと満足度が高いオーディオプレーヤー
音楽を聴く、という点に関しては、6万円前後でこれだけの音を持ち運べるプレーヤーというのは唯一無二ではないでしょうか。
操作性ではまだ改善点がありますが、それはまだ伸びしろということで、今後の修正に期待です。
おすすめは、当たり前といえば当たり前ですが、声が好きな人のなるべく高音質な音源を再生することですね。
好きな歌手さんや声優さんのハイレゾ音源をいつでもどこでも再生できるとなると、きっと幸せになれます。
そういった用途であれば、文句なしで満足できると感じています。
迷ったら思い切って買うのも一手だと思います。
迷ったら楽しい方へ。
高い確率で満足できるいいものであると思います。
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